NTTは02年5月に、51歳から県内業務を条件に年収が下がる子会社への異動を促す退職再雇用制度を導入。人件費を大幅削減したが、最近は大量採用した世代が定年を迎えたことによる人員減が深刻になっている。
NTT東は約700人の新卒を採用しても年間2000人強で減少しており「5年で1万人が減る見通し」(経営企画部)だ。同西はさらに減少数が多く年間3000人規模に達し、「3~4年で1万人が減少する」(幹部)状況という。
今回の大幅な組織改革は、退職再雇用制度の廃止後も継続適用される51歳以上の社員も広域な異動を可能にし、人員変動に応じた流動的な配置を可能にするのが狙い。あわせて、開拓できていない中小企業向け営業体制を強化し、減少が続く電話収入や頭打ちの光サービスをカバーする収益増を目指す。