ROAホールディングス・宋国憲取締役 兼パートナーコンサルタント
--ウェアラブルコンピューターはどんな分野で活用できるのか
「まずはコミュニケーションを取るための手段として発展していく。スマートフォン(高機能携帯電話)よりも自然体に近い形で、人だけでなく、家電や建物、車とやり取りできるようになる。1日の行動の記録や写真の整理など自分の情報管理にも使える。動画やゲームなどのエンターテインメント分野のほか、スポーツと医療・健康分野での活用も進むだろう」
--普及に向けた課題とは
「一般消費者が興味を示すには、使い方が分かりやすくなければいけない。端末の進化に加えて、サービスの広がりも必要だ。スマホも普及には何年もかかったが、米アップルがテレビCMでiPhone(アイフォーン)でできることを繰り返し流したことで、スマホもここまで普及が進んだ」
--日本企業はこの分野で勝てるのか