そのために育休中から、担当役員や先輩育児社員が参加する復帰前研修を実施。今秋には「出産を含めたキャリア形成を考えてほしい」(人事担当者)と、これから子供をもつ世代の女性社員を対象に、育児社員とのランチミーティングを開催。出産前から復職後も戦力となる社員の育成を始める計画だ。
8割が女性社員の資生堂は「女性支援は仕事と育児を両立できるところまではきた。これからは男女ともにキャリアアップの段階」(人事担当者)という。女性幹部育成の研修や、男性の育児参加を促す「イクメンランチ」などを仕掛ける。
大和総研の河口主席研究員は「ワークライフバランスはコストではなく投資。制度にぶら下がる社員を増やすのではなく、育児中社員にも相応の成果を求め、回収する必要がある」と指摘している。(滝川麻衣子)