富士山で使えるLTEが好評 アンテナ工夫、山頂めがけて電波飛ばす (1/4ページ)

2013.8.19 06:10

 世界文化遺産に登録され、登山者で連日にぎわっている富士山の登山道や山頂でも、高速データ通信「LTE」を利用できるサービスが好評だ。

 山頂部分を一周する「お鉢めぐり」の最中にもスマートフォン(高機能携帯電話)で高速での画像の送受信などができる。高さは日本一の3776メートルとあって、携帯電話各社は通常とは異なる電波の送信方式を採用。

 山麓から頂上に向けて吹き上げ、電波が火口の円周全域をカバーできるように山の形状も考慮して工夫を凝らした。各社は富士山登山の新たな楽しみ方として、来夏以降もサービスを継続する方向だ。

 昨年までは、各社は富士山に第3世代通信規格「3G」の電波を届くようにしていたが、NTTドコモとソフトバンクモバイルは7月11日、KDDIも同16日からLTEのサービスを開始。山頂の山小屋の営業期間が終わる8月下旬まで提供する。

富士山向けには上から吹き下ろすのは不可能

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