大阪市阿倍野区のシャープ本社【拡大】
シャープはすでに韓国サムスン電子から103億円、米クアルコムからも108億円の出資を受け入れ、両社と業務提携した。蓄積した技術を他社と共有する“協業”を通じ、資本提携をうかがう方向で再建を進めている。
シャープの財務の健全性を示す自己資本比率は、6月末時点で6%と低い水準にある。9月末に控える転換社債2000億円の償還は主力取引銀行2行からの融資で乗り切るものの、14年3月には約1200億円の企業年金積み立て不足を負債計上しなければならない見通し。さらに、300億円の社債償還も予定しており、今年度中の増資は必須とされている。
このため、9月中に公募増資と提携企業への第三者割当増資を行い、1000億円超を上積みする考えだ。