キッコーマン野田工場内にある「もの知りしょうゆ館」【拡大】
同社が小学生向けの工場見学に力を入れる背景には「食育」がある。2005年5月に食育宣言を公表するなど、事業に根ざしたプログラムを展開。「食育を食に携わる企業の責任と考え、日本の食の伝統・文化を継承・発展させ、健全な心身を培う食生活を提案する」(同社)のが狙いだ。
また、「ガリガリ君」を展開する赤城乳業(埼玉県深谷市)が10年2月に開設した本庄千本さくら「5S」工場(同県本庄市)の工場見学は「8月は定員に達したため受け付けを終了、9月もほぼ予約で埋まっている」(同社)といい、「ガリガリ君」の知名度で高い人気を誇っている。
検査室にも窓を設け品質検査の様子が見学できるほど、内部を「見せる」よう心がけている。
とくに、「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ」というものづくりに欠かせないとされる「5S」の大切さが、子供でも理解できるように工夫されている。
五感で感じ学ぶ
一方、味の素は昨年5月から、小学生とその親の世代にターゲットを設定し、工場見学のあり方の徹底的な見直しに取り組んでいる。