加入数7億4000万人、2年後には8億人を突破するといわれる中国移動通信が販売すればアイフォーンやアイパッドの世界出荷台数は跳ね上がり、減少する一方のスマホOSシェアで巻き返しを図ることができる。中国人好みのゴールドカラーの追加や廉価モデルの投入も中国移動通信の取り扱いに配慮したものだとの見方が多い。
日本の通信事業者幹部は「中国市場で幅広く消費者に売るのは高価な今のアイフォーンだけでは無理。廉価版を出すことで粗悪なコピー商品も駆逐できる」と指摘。アップルにとっても中国市場への対応は経営面で一石二鳥だとの見方を示す。
米調査会社IDCによると、2013年4~6月のスマホ用OS市場で、アップルの「iOS」のシェアは前年同期から3ポイント減少して13.2%だった。アンドロイドは79.3%で、同10ポイント以上伸ばしてほぼ独り勝ちとなった。
一方、4~6月期のスマホ出荷台数は前年同期比52.3%増の2億3790万台。メーカー別シェアでは首位のサムスン電子が前年同期比43.9%増の7240万台。2位のアップルは3120万台とサムスンの半分にも満たない。ただ、IDCをはじめ多くのアナリストが、すでに発表されている最新OS「iOS7」を搭載した次期アイフォーンが発売されれば、シェアは再び上昇すると予測している。