◆無料で5日間お試し
最近、ワービー・パーカーが始めたプログラムも興味深い。「ホーム・トライ・オン」と呼ばれるこのサービスは、インターネット上で5本かけてみたい眼鏡を選択すれば、無料でフレームが自宅に届き、5日間試すことができるというものだ。気に入れば、気に入った商品だけをネットショップで正式に購入し、試着用フレームはユーザーの負担なしで同社に返送する。ただでさえ似合う眼鏡を選ぶのは難しいだけに、利用者にとってはうれしいサービスだ。
アメリカでも、日本でも、似たようなコンセプトのサービスは一般的になりつつある。しかし、ワービー・パーカーはこの新しいサービスを通じて、従来のファッション好きな消費者に語りかけている。インターネットコミュニティーに対してではなく、ファッションコミュニティーにサービスを売り込んでいる。つまり、サンプルサービスは、このコンセプトを新しいと受け取る層に対するブランドメッセージなのだ。
同社の創業チームは、根本的にはEコマースビジネスという概念がそのうちなくなるだろうと考えている。消費者はオンラインとオフラインのショッピングを別々に考えないようになり、オンラインでもオフラインでも同じ1つのブランドのコマース(商取引)ととらえられるようになるという意味だ。