軽自動車を除く国内新車販売台数に占める輸入車(日本メーカーの逆輸入車を除く)の1~8月の割合は8.1%と過去最高だった今年上期(1~6月)と同数の高水準が続いている。国内メーカーでもトヨタ自動車の高級車ブランド「レクサス」販売は8月、3カ月ぶりに増加した。安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」効果も加わり「安全」や「走り」にこだわった高価格帯である輸入車や国産高級車の存在感が増している。
日本自動車販売協会連合会が2日発表した1~8月の輸入車販売台数は前年同期比13.6%増の17万2762台。8月だけでも前年同月比19.1%増の1万9582台と16カ月連続で増加した。
独メルセデス・ベンツは、排気量1600ccからの小型車「Aクラス」(価格284万円~)や「Eクラス」(595万円~)などの販売が牽引(けんいん)。「Aクラスは新規顧客が増え、全体では安全装備などが評価を得ている」(企業広報課)と手応えをつかむ。