「要求額の大きさも驚きだが、組合ならば1日のうち2時間でも、4時間でも自動車・自動車部品工場の製造ラインが止まれば、どういうことになるか分かっていると思うが…」
日本の自動車大手の関係者は首をかしげた上で、こう続けた。
「企業を発展させる上で経営側と組合側の『健全な対立』は必要だ。しかしグローバル競争が最も激しい自動車業界で、現代自労組のやり方は企業を疲弊させ、競争力を弱めるだけ。組合員自らが自分の首を絞めているのに近い」
現代自のストは「OINK」
日本人には理解しがたい現代自労組の無謀な要求こそ、韓国人の気質を表しており、まさに室谷氏が欧米の国際金融機関の造語として紹介している「OINK」(オンリー・イン・コリアの略=韓国でしかあり得ないこと)である。
韓国経済は、財閥系企業によるピラミッド構造で成り立っており、その筆頭がデジタル家電業界の頂点に立つサムスン電子であり、自動車業界では現代自動車だ。室谷氏は「国としてエリートを育てたいのでしょうね。財閥系企業はすべて特恵的な金融支援で成長している」と指摘する。