次期iPhoneの発表を間近に控え、MNP(モバイルナンバーポータビリティ)利用実績が6日、各社から発表され、KDDIが8万7700台と今期最大の転入超過で23カ月連続のトップになった。
一方、同日、電気通信事業者協会(TCA)が発表したスマホやタブレット、携帯を含めた端末の純増数(新規契約数から解約を差し引いた数)は、ソフトバンクが25万300台で20カ月連続のトップ。2位はKDDIの20万9200台、3位はNTTドコモの4万3000台だった。
MNPとは、現在利用している電話番号のまま、ほかの携帯電話会社へ契約を切り替えられるサービス。KDDIはユーザーの支持を測定する指標として、このMNPを重視してきた。2位のソフトバンクは5万6800台の転入超過、3位のドコモは14万5000台の転出超過だった。
好調の要因について、KDDIは「自宅の固定回線とセットで割り引く『auスマートバリュー』のキャンペーンが好調なことや、人気のiPhone5から定番モデル、個性豊かなauオリジナルモデルまで端末が幅広く選べることではないか」と説明する。