陣頭指揮をとる市沢徹・作業所長(58)は「今が最盛期で、来年3月まで気が抜けない。24時間フル稼働の状況が続くだろう」と語る。
被災地のがれき処理事業は、ゼネコンをはじめとした建設各社がJVを組む形で復旧・復興に一役買っている。宮城県内の場合、気仙沼市の大成建設だけでなく、石巻市で鹿島、南三陸町で清水建設、亘理町で大林組がそれぞれ事業を進めており、来年3月末までの事業完了を目指す。
環境省によると、東北の被災3県(岩手、宮城、福島)で発生した災害廃棄物の処理は7月末時点で全体の79%(1263万トン)、土砂などの津波堆積物は55%(566万トン)の処理を終えた。県別(同月末時点)では、廃棄物で宮城86%、岩手69%、福島54%。津波堆積物が宮城64%、岩手44%、福島30%。
がれき処理事業は、建設各社にとって未経験ともいえる事業だ。ただ、政府からの要請もあり、非常事態を打開する意味で「被災地の早い復旧・復興にお役に立たなければならない」(中村満義・日本建設業連合会会長=鹿島社長)という思いで現場で汗をかく。