「サントリー天然水」のペットボトルを手に「消費者の声が『最軽量化』の後押しになった」と語る岸重信部長【拡大】
「柔らか過ぎるペコペコのボトルは、消費者に受け入れられない。そんな業界の常識が変わった」。グループ各社のサプライチェーン・マネジメントを担うサントリービジネスエキスパートの岸重信部長は、ライバル企業の功績をそう称賛する。
もちろん、サントリーも指をくわえてみていたわけではない。10~11年に「天然水」の2リットルボトルを47グラムから36.2グラムに、550ミリリットルを25グラムから13.5グラムに大幅軽量化。この際に、強度を増すため特許技術「ボトル下部のバネ構造」を開発した。今回もこの技術を活用、さらなる軽量化を果たした。
一連の改良に伴い、3工場のボトル製造設備の改造に40億円以上を投じたが、岸部長は「(2リットル換算で年間約4億本を出荷する)『天然水』の販売数量の大きさに加え、原油価格の高騰もある」と説明。薄型軽量化によって原材料使用量が減れば元は取れるという判断だ。「最軽量」「植物由来原料」をアピールすることでイメージ向上も期待できる。