百貨店と大学の主な連携企画【拡大】
百貨店と大学の産学連携が加速している。食品や靴などの商品開発だけでなく、催事などの単発イベントでもタッグを組む企画がめじろ押しだ。来店客の若返りを図りたい百貨店側からのアプローチだけでなく、就職活動でのプラス効果を見込む学生側の参加意欲も高まっており、「相思相愛」の環境が連携を多彩にしている。
未来の主要顧客
「女子DON(丼)、よろしくお願いしま~す」。9月中旬、東武百貨店池袋店(東京都豊島区)地下1階の食品売り場に女子学生35人の声が響いた。
「女子丼」は、池袋店に出店する総菜店11店と共同開発したどんぶり弁当で、バジルを使った海鮮丼やトマトを入れたすき焼き丼など計17品目。開発に関わった学生約80人は全員、大学で栄養学を学んでおり、カロリーは500キロ以下。彩りや盛りつけにも工夫が凝らされた。
来店客からも「見た目もかわいい。こんな商品が増えれば娘と一緒に買い物しやすい」(52歳の女性)と好評で、初日分は販売開始から約1時間で完売。1週間で約1800個を販売するヒット商品となっている。