岡室教授は「放送回ごとに感想を共有できる連続ドラマは、テレビならではの魅力がある」と話す。ネットを通じて作品が「じぇじぇじぇ」なブームを呼ぶか、視聴者から「倍返し」されるか-。作り手がネットに期待と恐れを抱く時代であるのは間違いないようだ。(三)
【用語解説】「半沢直樹」と「あまちゃん」
TBS系「半沢直樹」最終回(22日)の視聴率は、民放ドラマでは関東地区で歴代4位にして今世紀最高、関西では歴代トップ(いずれも昭和52年以降、ビデオリサーチ調べ)。NHKの「あまちゃん」は28日で放送が終了。両作品とも劇中のせりふが流行語になり、関連商品が記録的な売り上げをみせるなど社会現象化している。