特に東京ゲームショウで国内初公開されたPS4の実機は注目をさらい、PS4向け新作ゲーム「ディープダウン」(カプコン)の試遊スペースは初日から長蛇の列ができた。
逆に、グリーなどソーシャルゲームメーカーのブースは「ソニーやMSに比べ、目に見えて少ない。昨年の勢いを失っている」(来場者)という指摘が少なくない。
家庭機へ舵を切る企業も
今回の東京ゲームショウで来場者を驚かせたのは、スマートフォン(高機能携帯電話)向けゲームで莫大(ばくだい)な利益を上げてきたはずの企業まで、家庭用ゲーム機向けの商品をアピールする形になったことだ。
約8年ぶりに出展した、スマホの人気ゲーム「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」を運営するガンホー・オンライン・エンターテイメントは、今年末に発売される任天堂の携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」向け「パズドラZ」の体験版を公開。
他にも、ソニーの携帯型ゲーム機「PS Vita(ヴィータ)」や、家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)4」向けソフトを出展し、ソーシャルからの路線転換を強調した。