前出の幹部が指摘するのは、「旧行の入行組が引退するまで、壁はなくならない」ということだ。実際、国内のメガバンクはいずれも再編を繰り返してきただけに、同様の課題を抱えている。初めて会った人とのあいさつで、出身銀行がどこであるかを聞かれるのは常。銀行の内外で意識される旧行の壁を取り除くのは、そう簡単ではないようだ。
最終回は「ホント」…?
「相手が上司だから、顧客だから、度胸がないから--。いろんな理由で、反論したくてもできなかった理不尽な経験は誰にだってある。思わず唇を噛んだその悔しさを、半沢直樹が晴らしてくれる」
ドラマ化に寄せて、池井戸氏が視聴者に寄せたメッセージは痛快だ。「基本は性善説。やられたら、倍返し--」と続くが、最後は「サラリーマンは決して、真似をしてはいけない」と結んでいる。