◆アパレルと連携も
ところが、2年前の東日本大震災で大きな打撃を受ける。放射能汚染の問題が顕在化したこともあって、断腸の思いで東北の農家と契約を切らざるを得ないケースが出てきたからだ。事業方針も転換。目黒の店舗を閉鎖し、ピュアカフェの運営にしぼった。現在のお客の数は1日当たり300人程度。料理の味だけではなく、おしゃれな空間に対する評価も高い。
今後の事業計画については、店舗運営以外の領域を強化する。そのひとつがアパレルなど異業種との連携。衣服だけでなく、ライフスタイルの提案という観点から展示を行う手法が顕在化しており、食品を取り扱うケースが増えてきたからだ。清野社長は「オーガニックはおしゃれなイメージがあり、店頭に並べばお互いにプラスになる」とみる。
また、自社運営のインターネットを通じ完全に手作りのケーキを販売しているものの、製造が追いつかないのが現状だ。このため今後2年の間に、地方に店舗を備えた工場を稼働。雇用の確保と、地域経済の活性化にもつなげる計画だ。(伊藤俊祐)