【1000万台の先へ トヨタ 新たな挑戦】(1)個性磨きドイツ車に対抗 (2/3ページ)

2013.10.23 05:00

 1989年に米国で売り出されたレクサス。2000年から11年連続で米高級車市場でシェア1位を獲得するなど、一定の評価を得てきた。

 米市場での成功をひっさげ、05年に日本に逆上陸したが、昨年の国内販売実績は4万4000台(前年比3%増)。知名度は確実に浸透しつつも、メルセデス・ベンツの独ダイムラー、独BMWという高級車2強の牙城を崩すことはできていない。

 日本だけでなく、欧州や中国でも苦戦。ナカニシ自動車産業リサーチの中西孝樹アナリストは「中国ではドイツ勢の車は高くて購入できないが、レクサスならばなんとか購入できるというのが購入動機。高級イメージとはほど遠い」と指摘する。

 唯一成功している米国でも「静粛性」「低価格」というジャンルを確立したことで名声を高めたが、レクサスインターナショナルのプレジデントで、トヨタ専務役員の伊勢清貴は「米国は『良いものを良い』として買う市場。だから、われわれも受け入れられた」と分析する。つまり、米国がブランドよりも実用性を重視する独特の文化圏だったから高級車市場で評価されたというわけだ。

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