業績が低迷する企業の労組も参加できる統一要求案をまとめたい考えだが、電機連合幹部は「難しい闘争になる」と打ち明ける。今年の春闘でも、シャープとパイオニアの労組は年間一時金を4カ月以上とした同連合の統一闘争に加わるのは困難と判断して離脱した。
日立の川村隆会長は自社について「ベースアップも選択肢の一つ」とするが、「(業界で)濃淡が出てくるのはやむをえない」と指摘する。
賃上げに前向きな主な経営者
≪トヨタ自動車・豊田章男社長≫
業績が上がった分、従業員に還元するのは当然
≪日立製作所・川村隆会長≫
ベースアップ(ベア)も選択肢の一つ
≪神戸製鋼所・川崎博也社長≫
(業績低迷で)大幅に減額している一時金を来年度、ある程度戻すのは当然
≪日本電産・永守重信社長≫
税金をまけてもらえる分は、従業員に還元しないといけない。基本給を上げないと従業員はもらった気がしない
≪ファーストリテイリング・柳井正会長兼社長≫
より優秀な人、より活躍できる人を長期間雇用するために賃金上昇は避けられない
≪ローソン・新浪剛史最高経営責任者≫
(20~40代の正社員約3300人のほぼ全員を対象に)来年度も年収を2~3%分上げたい。賃上げで消費意欲を喚起したい