一休榊取締役(左)、KDDI高橋専務(中央)、エイチ・アイ・エス 高野執行役員(右).JPG【拡大】
auの今回の発表は、国内スマートフォン市場の競争激化に対応し、サービスで他社をさらにリードしようとする同社の戦略がうかがえる。ドコモのiPhone取り扱い開始により、ユーザーは大手キャリア3社の中から、使いたい端末と通信キャリアを自由に選べるようになった。一方でキャリア側は、端末での差別化が難しくなり、キャリア独自の付加サービスで顧客満足度を引き上げることが重要になってきている。こうした動きの中で、auは「スマートパス」を他社との差別化の中核に据えていきたい考えだ。
既に会員数800万人を抱える同サービスは、年度内に会員数1000万人を目指す。KDDIの高橋誠専務は「国内で有料会員1000万を超えているサービスは他にないのでは?」としつつ、「これからもサービスを拡充し、auスマートパスを架け橋にして、お客様の満足度を上げていきたい」と語った。(産経デジタル 舟木純)