◆1人暮らしなど購入拡大
「鍋キューブ」は、人数に合わせた個数を入れるのが基本だが、味の濃さや作る量に合わせて自由に調節が可能で、鍋つゆが足りなくなったときも簡単に追加することができる。8個入りで100グラムと軽くてかさばらないため、買って帰るのも楽だし、使いかけや買い置きの収納場所も気にしなくて済む。さらに、鍋物だけでなく、麺類や煮物、ご飯ものなど、いろいろな料理の調味料として応用することができる。
昨年9月に発売すると、発売当初から生産が追いつかないほどの売れ行きで、品薄になって広告を自粛する事態になった。また、週末に集中する従来の鍋つゆとは売れ方も異なって、1人暮らしや2人世帯など従来の鍋つゆをあまり買わなかった層にも購入が広がり、平日にも一定の売り上げを確保できるので、流通サイドのバイヤーにも高く評価された。初年度の売り上げシェアは約7%を獲得。昨年度途中で発売されたにもかかわらず、鍋つゆカテゴリーの第4位と大健闘だった。
◆パッケージ表現も工夫
今年のシーズンは、昨年発売の3種(「鶏だし・うま塩」「ピリ辛キムチ」「寄せ鍋しょうゆ」)に、豚骨と鶏ガラをベースに肉のだし成分などを加えた「濃厚白湯」を追加。味覚のメカニズム研究の成果を応用した独自素材の配合によって、味わいが持続する家庭では作れない味を実現した。
4人前が2回分作れるお買い得感を訴求していた内容を、自由な使い方を意識したものに変更する、誰にでも失敗なくベストの味が出せる作り方の表現を工夫するなどパッケージの表示にも細心の注意を払った。生産ラインは、発売当時の生産能力の約6倍に増強して、さらなるシェアアップを狙っている。
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