
関西と首都圏のカード型IC乗車券。消費税8%化で対応が分かれたが…【拡大】
ただ、導入する場合は改札機などのシステムの改修が必要。ICカードの普及率が低いと券売機での運賃と異なる「二重価格」となる可能性が大きく、JR西や関西私鉄は1円刻みの運賃改定に踏み切ることには消極的だ。
これに対し、首都圏ではJR東日本の「Suica(スイカ)」は約4442万枚、私鉄各社の「PASMO(パスモ)」は約2364万枚も出回っている。普及率は約8割と高く、利用者の理解が得られると考えていることが1円刻みの導入の背景にあるようだ。