金融庁は今のところ、組織ぐるみの隠蔽(いんぺい)など「検査忌避」があったとは考えていないもよう。また、「第一勧業、富士、日本興業という旧3行の一体化を進める」(金融庁幹部)佐藤氏の手腕を評価する声も庁内には根強い。
だが、当時の経営トップらが知りうる立場だったにもかかわらず問題を放置したり、検査に対して事実と異なる回答をした点などを問題視。9月の処分に続き、追加の行政処分が出る公算は大きい。
また、みずほ銀が設置した弁護士3人で構成される第三者委員会(委員長・中込秀樹弁護士)も、関係者らへの取材によると、「意図的な隠蔽はなかった」との見方を強めている。
ただ調査の結果、問題融資にからむ悪質性が明らかになった場合などには、佐藤頭取の進退も含め社内処分の再考を迫られる。