徹底的に生産の無駄を省く「カイゼン(改善活動)」や在庫を極力持たない独自の生産管理手法「かんばん方式」などトヨタの生産方式は付加価値が高く世界中の製造業の手本となってきた。
トヨタの平成25年3月期連結営業利益は1兆3208億円。前年度に比べ9652億円増えたが、このうち4500億円が「原価改善の努力」によるものだ。
国内自動車市場は飽和状態で、成長は見込めない。それでもトヨタは日本をモノづくりの最重要拠点と位置付け、高度な生産方式や革新的な新技術を生み出し続けてきた。
日本の労働コストが新興国の10倍でも「徹底的に知恵を出して生産性を10倍にし、日本のモノづくりを守っていきたい」。社長の豊田章男はこう述べ、国内での年間生産300万台にこだわる。