◆3年連続の金賞
世界的な食品コンテスト「モンドセレクション」に初めてプレーンタイプの「ホコタバウム」を出品したのは、2011年。「賞を(商品の)基準にしたかったので、どの賞でも良かった」と臨んだが、初めての挑戦で本人の予想を上回る金賞に輝いた。「本当にうれしかった。『おいしい』と言ってくれているお客さんの声に半信半疑だったが、その実態を得たような気分になれた」と振り返る。
モンドセレクションでは3年連続で金賞に輝き、今春に広島県で開かれた全国菓子大博覧会では最高賞となる名誉総裁賞(技術部門)を受賞するなど、数々の賞に輝いている。
しかし、「賞はあくまでも外部評価の一つ」と深作社長。「どんな賞よりも、お客さんの評価がすべて」と語る通り、焼き方などの技術を磨く努力を惜しまない。「オープン当初よりもおいしい」と客から声を掛けられることもあるという。
「お客さんを裏切らないというよりも、いい意味で裏切ることが大事だと考えている。今後も『おいしい』と思ってもらえるものを追求していきたい」
農家が作るバウムクーヘンは、これからもたくさんの人を笑顔にしていくに違いない。(今仲信博)
◇
【会社概要】深作農園
▽本社=茨城県鉾田市台濁沢157((電)0291・39・8316)
▽設立=2005年6月
▽資本金=300万円
▽従業員=12人
▽事業内容=農業、バウムクーヘン製造・販売など
□ ■ □
≪インタビュー≫
□深作勝己社長
◆お客さんの味の評価が大事
--農家が作るバウムクーヘンの特徴は
「小美玉市の日本一の鶏卵農家の卵や、小麦粉は特等粉、バターや生クリームも最上級のものを使うなど原材料に妥協はない。(モンドセレクションで金賞を受賞した)『ホコタバウム』はしっとりと柔らかいというのが一番のウリ。これは、他の店の商品にも絶対負けないと思っている」