日産ゴーン社長「何ともいえない。決めるのは株主」 2年連続で下方修正 (1/2ページ)

2013.11.2 06:00

日産自動車、2013年度上期決算及び同日付の役員発表について会見するカルロス・ゴーン(日産自動車代用取締役社長)=1日午後、横浜市(宮川浩和撮影)

日産自動車、2013年度上期決算及び同日付の役員発表について会見するカルロス・ゴーン(日産自動車代用取締役社長)=1日午後、横浜市(宮川浩和撮影)【拡大】

 日産自動車が1日発表した2014年3月期通期の業績見通しは、最終利益が従来予想に比べ650億円少ない3550億円となり、2年連続で期初に掲げた計画達成が困難となった。カルロス・ゴーン社長は1日の会見で、自らの責任について「何ともいえない。決めるのは株主だ」と話すにとどめた。新体制では、COOの職務を3人の副社長が分担することで、意思決定の迅速化を狙う。

 ゴーン氏は、足元の状況について、「いま世界中で9つの工場を立ち上げており、拡大の取り組みを集中するなかで逆風が強すぎる」との認識を示した。志賀俊之最高執行責任者(COO)の退任については、「懲罰的な人事ではない。志賀氏は非常に貴重な人材」と述べた。

 とはいえ、超円高の修正に伴い、国内自動車メーカーの業績は回復基調にある。

 13年9月中間決算では、6日に発表予定のトヨタ自動車を除く自動車大手7社のうち、マツダ、富士重工、スズキが14年3月期通期の業績を上方修正。残りの4社もほぼ据え置いており、日産の下方修正が目立つ。

反日デモの影響、新興国における販売が戻っていない

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!