日産自動車、2013年度上期決算及び同日付の役員発表について会見するカルロス・ゴーン(日産自動車代用取締役社長)=1日午後、横浜市(宮川浩和撮影)【拡大】
日産の場合、新興国における販売が戻っていない。主力市場の中国では、昨年の尖閣諸島(沖縄県石垣市)の国有化に伴う反日デモの影響が払拭されていない。今年に入り、ブラジルやタイ、インドなどの販売が伸びていない。このため、14年3月期通期の世界販売台数見通しは、10万台少ない520万台に変更した。日米の販売は堅調に推移しているが、新興国での販売減を補えないと判断。売上高の見通しも1800億円引き下げて10兆1900億円とした。
日産が新興国での販売を強化してきたのは、ゴーン氏の主導によるものだ。会見で、ゴーン氏は「(自分が日産に来てから)この13年間で会社は力を付けた。投資や研究開発費は過去最高水準だ。月次ベースの業績ではなく会社の成長をみてほしい」と述べ、新体制での復活を期した。