アイデンティファイドは、新しい市場に参入する度に、正確な予測と検索ができるように多くの時間をアルゴリズムの「訓練」に費やす。最初はいつも手動のプロセスから始まる。正確性を担保するには、サイマンを鍛え上げるときに、コンピューターの推測が正しいかどうか二重にチェックする人間が必要だからだ。
これまで探し出すのが難しかった看護師・介護士を検索できるようにシステムを調整するには4カ月かかったが、今後その他の市場に備えて調整するには、恐らく1カ月ぐらいで済むというのがアイデンティファイドの見方だ。
私は、膨大な量のデータから有益なものを作り上げていくという事業が好きだ。人材検索も素晴らしいビジネスチャンスのように見える。しかし、それは表面上の話で、フェイスブックのデータを基にアプリケーションを組み立てる場合はかなり注意が必要だ。これまでもフェイスブックは、自らのデータに依拠して成功したアプリケーションの機能をそっくりそのまま複製した過去があるからだ。
規模を拡大してアイデンティファイドが成功を収めた場合、フェイスブックのユーザーは職歴を頻繁に更新するようになる。フェイスブックで勤務先を最新にしておくことが一般的な潮流になれば、フェイスブックはリンクトインと直接対決する意欲がわいてくるに違いない。将来的にフェイスブックが同様のサービスを行えば、アイデンティファイドのようなソーシャル採用プラットホームの必要性はなくなる。