カプコンの「バイオハザード6」のゲーム画面(C)CAPCOM CO., LTD. 2012 ALL RIGHTS RESERVED【拡大】
「脳トレ」の落とし穴
実は、ゲームの開発費は平成18年に現行のPS3が発売後、一気に高騰した。ハイビジョン(HD)画質対応になり、ゲームの品質が視覚表現などの点で大きく向上した反面、従来1本当たり5千万~1億円程度だった開発費が10億円を超えることも珍しくなくなった。結果、相当数のヒットを出さなければ開発費の回収が難しくなり、メーカーは安定した売り上げが見込めるシリーズ作に注力。新規作品がより売れなくなる悪循環に陥った。
この状況下で、メーカーの「駆け込み寺」となったのが任天堂の携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」だ。DSは頭脳ゲーム「脳トレ」で、これまでゲームに無縁だった層の取り込みに成功していた。DS向けなら1本5千万円程度の開発費ですむため、国内メーカーは相次ぎDS用のソフトを発売した。