カプコンの「バイオハザード6」のゲーム画面(C)CAPCOM CO., LTD. 2012 ALL RIGHTS RESERVED【拡大】
「日本のゲームは海外で売れない」とされるなか、バイオの最新作は世界で500万本以上を販売。次世代機向け新作開発の噂も飛び交う。カプコン幹部は「家庭用ゲーム機市場の収益は苦しくなっているが、技術開発から一度離れるともう二度と戻ってこれなくなる。次世代機でも挑戦を続けたい」と強調する。
こうした日本ゲーム業界の“ガラパゴス化”を逆手に取った動きもある。中小ゲーム会社「コンパイルハート」(東京)は今年、日本で人気のジャンル「ロールプレーイングゲーム(RPG)」で、日本の「オタク層」を意識した作品を「ガラパゴスRPG」ブランドと銘打ち、10月10日にPS3で第1弾ソフトを発売。一部の販売店では品切れを起こす人気となった。技術力で取り残された国内ゲーム会社でも、生き残る道があることを示した格好だ。
ゲーム雑誌「ファミ通」を刊行するKADOKAWAの浜村弘一常務は「開発費の高騰は避けられないが、一方で配信専用の予算を抑えたタイトルも増える。日本開発のゲームは日本向けになりがちだが、アイデア次第で十分勝負できる」と分析している。(藤原直樹)