東京電力が、日本政策投資銀行や三井住友銀行など11金融機関に対し、18日に平成26年度の収支計画を説明することが15日、わかった。金融機関に提示した素案では、柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)を来年7月に再稼働できれば経常収支で約1千億円の黒字を達成できるとしている。
原子力規制委員会が柏崎刈羽原発再稼働に向けた安全審査に入ることを決めたのを受け、再稼働時期などに応じた8通りのシナリオを想定し、東電は金融機関に新しい収支計画を示すことにした。
柏崎刈羽の再稼働時期として想定したのは5通り。来年4月であれば約2千億円▽7月なら約1千億円▽10月に遅れても約350億円の経常利益を確保できる-との見通しを示した。ただ、再稼働が27年にずれ込んだ場合は経常収益で、約100億円の赤字、再稼働できなかった場合は約800億円の赤字になるとしている。
一方、再稼働できなくても来年10月までに電気料金を10%引き上げれば経常黒字になるとしている。
東電の収支は原発が1基稼働すれば、年間約1千億円改善する。