「ガス機器修理」競技に真剣な表情で臨む選手(名古屋市熱田区の東邦ガス本社)【拡大】
「顧客への説明」を競技に加えたのは、「お客さまサービスを重視するため」とお客さま保安部の馬淵(まぶち)朋紀・機器メンテナンスグループマネジャー。「費用も含め、お客さまにいかに納得してもらえるかは信頼を得るために非常に大切。CS(顧客満足度)は技術と並んで重要な要素に位置づけている」と話す。
機器販売だけではないガス会社ならではの事業特性上、顧客とのコミュニケーション能力を高めてこそ、初めて事業を“完成”できるという思いがある。これも大切な“現場力”なのだ。
説明を終えた選手は再び元の部屋に戻り、最終的な修理作業に着手。各コースで最優秀賞、優秀賞が1人づつ選ばれ、表彰状とトロフィーが授与された。
選手は職場の代表。「恥はかけない」…
予選を勝ち抜いた選手は、いわば職場の代表でもある。競技会場には上司や同僚が詰めかけて声援を送る。