「ガス機器修理」競技に真剣な表情で臨む選手(名古屋市熱田区の東邦ガス本社)【拡大】
「これがこの選手権のもう1つの効果です」と馬淵さん。「職場の代表だけに『恥をかけない』と、上司もいっしょになって腕を磨く。その結果、職場の一体感が高まり、本人だけでなく、回りの社員のモチベーションも高まる」という。
この選手権は創立90周年を迎えた昨年に初開催し、今年が2回目。それまで部門ごとに似たような取り組みをしていたが、「全社的な活動にすることで、グループや会社全体としての技術とCSの水準を上げることを狙った。同時に技能伝承の重要性について、みんなで考える機会にしようと思った」と話す。
今年の選手権は2日間にわたって開催され、ガス機器修理や定期保安点検、供給に関する競技など、全6競技に、2100人の中から予選を勝ち抜いた96人が出場した。
「選手権を通じて互いが切磋琢磨(せっさたくま)し、お客さまの思いや期待に応えるサービスを提供したい」と安井香一(こういち)社長。継続して開催することで、新たな“伝統”を築きあげたい考えだ。(佐久間史信)
◇会社データ◇
本社=名古屋市熱田区桜田町19-18
設立=大正11年6月
事業内容=ガス事業、熱供給事業など
売上高=5183億円(平成25年3月期連結)
従業員数=2821人(同3月末)