ブラジャーの色も発売当時は白、ピンク、ベージュが定番だったが、白と青の組み合わせや緑一色、さらに紺と光る素材を合わせるなど、新たな風を吹き込んだ。ターゲットは28歳を中心に据えているが、20代から40代まで幅広い層から支持を受ける。
開発には、そのときどきの女性の生の声が反映されている。「アドバイザー」と呼ばれる全国各地の下着売り場の販売担当社員2500人が活躍した。コーポレートコミュニケーション&PR室長の信田広美さん(39)は「アドバイザーは毎月の社内会議に出席し、現場の声を伝えた。『脇はスリムに見せたい』『肩ひもがずり落ちる』などの情報はそのまま商品開発に生かされてきた」と、その役割の重要性を指摘する。
2000年以降、百貨店などで売られる高級下着や、他業種が販売する低価格商品との競争が激化。業界内では、天使のブラと同等の5000円前後の中間価格帯商品は、大ヒットが難しいとされていた。