リヴァンプの最近の主な支援、新規事業【拡大】
コンセプトを考えた神宮司さんは、準ミス日本の経歴も持つ全日本空輸の元国際線客室乗務員。世界の店を食べ歩いて感覚を磨き、練り上げた構想を沢田氏に認められ、3月に新会社エッグセレントの取締役最高執行責任者(COO)に就いた。
リヴァンプにとって2013年は新事業ラッシュとなった。エッグセレント以外にも飲食店運営の「クシーナ」、カプセルホテル運営の「ナインアワーズ」、ヘアアクセサリー店運営の「アンジェブルーム」を設立。沢田氏は狙いを「ブランドを立ち上げることで、フランチャイズ化や関連商品の展開などいろいろな可能性が広がる」と話す。
沢田氏のビジネス経験の出発点は伊藤忠商事。セブン-イレブン・ジャパンのプロジェクトに携わり、コンビニエンスストアの成長を予見して伊藤忠での事業化を提案したが認められず、退社した。1997年入社のファーストリテイリングで副社長に翌年抜擢(ばってき)され、製造小売り(SPA)の仕組み作りを支え、急成長を牽引(けんいん)。社長候補になりながらも独立の道を選ぶ。