三菱電機の試作車「xDAS」(小島清利撮影)【拡大】
三菱電機は東京モーターショーに、電気自動車(EV)の試作車「EMIRAI2(イーミライツー)」を出展した。3台のモーターを搭載し、走行性能を高めた4輪駆動EVの「xEV(エックスイーブイ)」と、センサーや映像処理技術で運転の安全性・利便性を高めた「xDAS(エックスダス)」は、電機メーカーらしい視点が生かされたものだ。
自動車機器事業本部長の大橋豊常務執行役は「環境、安全・安心、快適をより高度に実現する三菱電機の総合技術力を結集した」と胸を張る。自動車と電機の融合が進む中、電機メーカーが開発したコンセプトカーとして、業界関係者の注目を集めている。
■部品に照準
IT化と電子化が進む自動車市場を狙って、電機メーカー各社は攻勢を強めている。薄型テレビやスマートフォン(高機能携帯電話)などの“稼ぎ頭”を失う中で、電子化する自動車部品は新たな成長市場だ。
平成23、24年度と2期連続で7千億円を超える最終赤字を計上したパナソニックも、「車載機器事業」を業績浮揚のエンジンのひとつと位置づける。同社の24年度の車載機器事業は売上高約1兆円だった。これを30年度には2兆円へと倍増する青写真を描く。
特に車載用電池分野は、成長の原動力と期待が高い。パナソニックは10月末、EVベンチャーの米テスラとリチウムイオン電池の供給を拡大する契約を締結した。24年から27年の4年間だった供給契約の期間を延長し、26年から29年までの4年間で、約20億個を供給する。