「トルコの平均年齢は約30歳と若い。欧州、中央アジア、中東、アフリカに近い地の利が優位で周辺国を市場にする製造業にはうってつけだ」(大西秀和・伊藤忠商事トルコ代表)
2011年に現地企業を買収し、エアコンの生産に乗り出したダイキン工業は室外機の台数ベースで年間2万台を生産し、「将来は中央アジアなど周辺国に輸出したい」(亀川隆行・ダイキントルコ副社長)と事業拡大を狙う。損害保険ジャパンは約280億円でトルコのフィバシゴルタ保険を10年11月に買収、自動車保険などの販売に本腰を入れている。
トルコは「人脈の国」(青木雄一・欧州三井物産本部長補佐在イスタンブール)とされ、外国企業が進出する際は「コチ」や「サバンジュ」など現地の主要財閥と提携するケースが目立つ。10月から即席麺を現地で生産を始めた日清食品ホールディングスも現地の食品大手と組んで国内需要の開拓を目指しており、「もともとトルコ人は麺食文化に親和性がある」(広報部)と意気込む。