出生率の高さを背景に、トルコの労働力は豊富だ。日本貿易振興機構(ジェトロ)が現地の日系企業を対象に実施した調査によると、トルコ人について、勤勉で真面目▽欠勤率が低い▽残業をいとわない▽親日的-と高く評価している。
旺盛な民間消費
好調なトルコ経済を支えるのは、国内総生産(GDP)の7割を占める民間消費だ。ジェトロによると、13年のショッピングモールの建設件数は310件にのぼり、150件だった08年に比べて倍増し「新しい物が好き」(ジェトロ・イスタンブール事務所の牛田遼介氏)という気質もあって「消費者向けビジネスが有望」(青木氏)なのは間違いない。
4世紀以降、ローマ帝国からオスマン帝国の首都として栄えた歴史を持つイスタンブールは世界から年間3100万人(11年)の旅行者が訪れる観光都市。世界230都市を結ぶトルコ航空などが支える観光産業はGDPの3.7%を占める。