シャープ「けったいな文化」変わるか 社長も本気の「さん付け運動」 (2/5ページ)

2013.12.4 06:00

シャープの企業風土改革に本気の高橋興三社長(左下)。創業者の早川徳次氏(右上)の時代の原点回帰を目指している。

シャープの企業風土改革に本気の高橋興三社長(左下)。創業者の早川徳次氏(右上)の時代の原点回帰を目指している。【拡大】

 かえる運動は4月の組織改編とともに始まり、高橋社長が就任した6月以降に本格化。もちろん、公式文書や対外的な資料は対象外だが、職場では新入社員から社長まで役職名に関係なく、役職名ではなく「○○さん」と呼び合うことになった。

 関係者は「以前は社長の決断だけでなく、上司の指示などには、おかしいと思っても物言えぬ雰囲気があった。その上意下達の強すぎる社風を変え、同じ目線で仕事をしましょうという意味」と解説する。

 ただ、ある部長は「若手社員にさん付けで呼ばれると、最初は『この野郎』と思ったりもしたが、最近は慣れた。若い人ほど抵抗なく受け入れているようだ」と打ち明ける。

 けったいな文化?

 それでは、高橋社長が自ら「けったいな文化」としてやり玉に挙げる改革対象とは-。

トップダウンの傾向が強すぎたシャープ独特の企業風土がある

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