【北海道発 元気印】丸共水産 エイ由来のCSオリゴ糖量産 (2/5ページ)

2013.12.5 05:00

 再挑戦したのは10年頃。「高温・高圧水マイクロ化学プロセス技術」によるホタテ香味調味料製造の研究をしていた工業試験場エネルギー環境グループの松嶋景一郎主査が「この技術を応用できるのでは」と手を差し伸べた。松嶋主査は、同技術でCSを低分子化してオリゴ糖化することで吸収性を高め、実生産規模でカスベの軟骨から純度90%のCSオリゴ糖を大量生産する道を開いた。また北大大学院では詳細な構造分析や吸収性試験を行い消化吸収性が高いことを確かめた。

 CSオリゴ糖を原料にした製品は14年1月から、丸共バイオフーズがインターネット販売する予定。さらに別のルートを模索している。大手製薬会社の問い合わせや引き合いが増え、今後、OEM(相手先ブランドによる生産)製品として、連携などができればとビジネスの可能性を探っている。

 ◆地場資源を活用

 丸共水産は1950年、父の綏之(やすゆき)氏が、稚内の水産加工会社を集約し「丸共稚内水産出荷組合」として設立したのが始まりだ。52年、株式会社に改組し、地場の水産品を冷凍すり身などに加工したり、関連する製氷・冷凍事業などを拡大した。

 一方、95年に社長に就任した宜之氏は学生時代、ポリアミノ酸の化学合成などを学び、卒業後も約10年間、東京の医薬品メーカーで研究を続けた。この知識と経験を生かして水産資源を活用した新規事業に着手。道内の試験研究機関と連携し、北海道の水産資源を原料に、機能性食品事業に進出した。

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