連合・古賀伸明会長、組合員の月例賃上げ強調 来年春闘方針 (1/2ページ)

2013.12.6 06:00

 連合の古賀伸明会長は5日、フジサンケイビジネスアイなどのインタビューに応じ、月給1%以上のベースアップ(ベア)要求などを正式決定した2014年春闘方針について、「ポイントはすべての組合員が月例賃金の引き上げにこだわることだ」と強調した。

 業況の厳しい業界などでは「(交渉には)臨機応変な対応が求められる」と指摘する一方、「要求するところから交渉は始まる」と語り、あくまでも労組が賃金引き上げを求めるスタンスで交渉を続けることが重要との認識を示した。

 経営環境の違いから賃上げが難しい企業も少なくないが、古賀会長は「(どんな企業も)要求はすべきだ。交渉の過程でどう妥結するかだが、要求しないと始まらない」と重ねて強調。月例賃金にこだわるのは「勤労者の収入の根幹だ」とし、一時金は「業績で大きく左右されるし、残念ながら非正規労働者への波及はものすごく低い」と指摘した。

中小企業も、9500円を目安に賃上げを求める

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