新橋・虎ノ門エリアの再開発計画【拡大】
今後は環状2号線沿いの街並み再生地区でも容積率割り増しのインセンティブを活用してオフィスビルの建設が活発化する。にぎわい施設の整備と合わせ、人の流入が加速度的に増えるのは確実だ。
港区では、虎ノ門ヒルズ開業までに虎ノ門エリアにおける就業人口の増加数などを試算して公表したい考え。だが、再開発ビルが次々と完成する数年後には「地下鉄の虎ノ門駅と神谷町駅は大混雑に陥るのではないか」(青山●(やすし)明治大学教授)と懸念する声も高まっている。
このため銀座線虎ノ門駅に隣接する地区の再開発と合わせて虎ノ門駅を拡張する構想と、日比谷線の霞ケ関と神谷町駅の中間に新駅を建設して虎ノ門ヒルズと結ぶ構想も検討される。