航空会社間の航空連合【拡大】
ただ、全日空は同じスターアライアンスに加盟するユナイテッドと、太平洋路線などで共同事業を手がけている。全日空の篠辺修社長は「ユナイテッドとの共同事業を粛々と進め、ネットワークを強化していけば十分やれる」と語り、逆風は限定的との見方を示す。
今回の合併で、11年に米連邦破産法第11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請して経営破綻したAMRは、再建手続きを完了。一方、USエアは格安航空会社(LCC)との競争激化にさらされており、中南米や欧州、アジアなど豊富な国際線を持つアメリカンと組むことで競争力を強化する。
今後、米3強は世界の航空業界での影響力を強める公算が大きい一方、LCCや中東勢の台頭も著しく、日本勢にとっても競争環境は大きく変化している。バークレイズ証券の姫野良太アナリストは「日本勢は国内市場の足固めや、地理的に近く航空需要の拡大が見込めるアジアの取り込みを強化すべきだ」と指摘している。