「全てのプロダクトをどうスマホにつなげていくか、というのは今最も重要視していることです。スマートであるというイメージをあげることが、ナンバーワンになるための近道だとも言えます。しかし、ただスマホとつなげればいいというわけではない。われわれが考えるスマート家電とは、利便性、性能、健康、省エネという4つのキーワードから成り立ちます」
スマートコレクションと呼ばれる同社のスマート家電は、6製品を展開する。スマホで操作できるというのが、前提になるが、スマートコレクションはそれだけではなく、独自の機構を搭載している点が特徴だ。
ドアインドアの冷蔵庫やお掃除ロボットのほか、6通りの動きで汚れを効率的に落とすドラム式洗濯乾燥機や、光ヒーターを採用したオーブンレンジ、スチームで汚れを落とす食器洗い乾燥機、ゴミ圧縮機構を搭載したサイクロン式掃除機などだ。
「スマホとの連携機能としては、外部からの操作はもちろん、スマホを使った自己診断機能も搭載しています」
これは、家電製品が発するいわゆるビープ音(家電製品の状況を通知するために発する音)をスマホで聞いて、製品の状態を判断するという。
「最近の家電製品は、中の構造が複雑で、一般ユーザーから見たら、ブラックボックス化しつつある。ユーザーがもっと、中の状態を簡単に確認できるようになればよいと思ったのが、この機能を開発したきっかけです。将来的には、電源を入れるだけで全ての家電製品がつながって、ホームプログラムが構成できることを目指しています」
今後の白物家電市場において、スマホとの連携はやはり避けては通れないようだ。(インプレスウオッチ)