【九州の礎を築いた群像 西鉄編(10)】ライオンズ 復興支えた栄光の「野武士集団」 創設の裏に白洲次郎、GHQ… (7/8ページ)

2013.12.17 22:53

 「私たち西鉄ライオンズは地球から消えていましたが、もう1度日の目を見ることができ、感動しています。人生で今日ほど幸せな日はありません…」

 OBを代表して豊田があいさつすると観客は万雷の拍手。このイベントは今季まで毎年続いている。

 西鉄社内でも、ライオンズをタブー視する空気が変わり始めた。

 平成20年、創立100周年記念社史の編纂を担当した吉富実(59)=現アーカイブ担当課長=は資料収集中、倉庫に眠っていた往年の選手らの写真ネガを大量に発見し、写真集の出版を企画した。

 だが、それにはある人のゴーサインが欠かせない。球団譲渡時にオーナーだった木本だった。吉富が面会を取り付け、恐る恐るお伺いをたてると、木本は穏やかな表情でこう答えた。

 「100周年記念にちょうどいいじゃないか。僕も経営判断としてライオンズを手放したけど別に嫌いになったわけじゃない…」

 この瞬間、西鉄内でのライオンズの封印は解けた。

 その後の動きは早かった。20年9月、福岡三越で西鉄ライオンズの歴史を振り返る初のパネル展を開催した。西南学院大で硬式野球部主将だった常務の中尾和毅(61)=現副社長=が積極的に動き、「ライオンズファンだから西鉄に入社した」という第16代社長の竹島和幸(65)=現会長=も後押しした。

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