またウエアラブル端末の認知度も日本の27.9%に対し、米国は83.4%と大差がついた。
日本市場の立ち上がりが遅い背景には、消費者の意識の差もありそうだ。眼鏡型のように、ひと目で装着していることが分かる形状も日本の消費者を及び腰にしそう。MM総研の細田顕嗣研究員は「他人に見せびらかしたい人が多い米国と異なり、日本では違和感のないデザイン性、装着してみたい機能の端末が待たれる」と指摘する。
ITベンチャーのテレパシー(東京都文京区)は、こうした需要に挑む。眼鏡型端末「テレパシー・ワン」は、右目の前に突き出た部分に小型のカメラとプロジェクターを搭載。目の前の情景を他のユーザーと共有したり、仮想画面に受信した映像や文字を映し出す。