OEM(相手先ブランドによる生産)で軽を調達するトヨタ自動車は首位を堅持したものの前年比で2.1ポイント減となり、30%を切る29.4%に低下。逆に軽で攻勢をかけるホンダは順位は前年と同じ2位だったが、シェアを0.3ポイント増の14.2%に上げた。
ダイハツ工業は軽トップの座を維持しながらも「ライバル各社の猛烈な攻勢」(三井正則社長)に遭い、軽の販売台数は2.1%減の66万186台にとどまった。この結果、軽が好調だった日産自動車とスズキに抜かれ、乗用車と軽を合わせた全体のシェアは3位から5位に後退した。
14年の新車販売台数については、4月の消費税増税前の駆け込み需要と反動減の影響がどの程度になるのか不透明な部分もあるが、「反動減が響き、マイナスになるのではないか」(軽自協)との見方もある。