スズキの鈴木修会長兼社長=静岡県浜松市のスズキ本社(大坪玲央撮影)【拡大】
--主力工場の相良工場(静岡県牧之原市)の近くには浜岡原発がある。再稼働問題をどう考えるか
「福島県の状況を見て、原発政策を推し進めるべきだって言う人は誰もいないだろう。かといって、原発利用を止めると日本経済が成り立たない。国政がどういう形で福島の事故を収拾させるかにまず注目せざるを得ない。浜岡原発から10.5キロの距離の相良工場では、軽自動車以外の自動車のエンジンと車体を生産できるように配置し、湖西工場では軽自動車のエンジンと車体を生産できるようにした。だからたとえ浜岡で事故があっても、うちの売り上げの半分は確保できる。こういうことしか原発リスクに対する手はないんじゃないか」
--静岡県の行政への注文は
「今まで通り、明るく文化的にお進めになればいいんじゃないか。ただ、経済政策、製造品出荷額がリーマン・ショック前から回復し切れていないという点は、やはり、県知事というか県全体の行政がアイデアを絞って民間にアドバイスをしていただきたい。民間も県と相談しながら、総力戦でやるしかない」