実験のために装着された鹿の衝突緩和装置。JR東海は新しく導入する列車にも整備する方針だ【拡大】
また、衝突事故による平均遅延時間は装着列車では約15分と、非装着列車より約20%短縮できた。実験期間中、30分以上の大幅な遅延が発生した件数は、装着列車で1件、非装着列車では6件だった。
特急列車6編成に装着しており、製作費用は合計で約2500万円。効果が顕著だったため、今回の装置を改良し、26年度から新たに投入する計画の普通列車(ディーゼル車)26編成にも順次搭載する計画だ。
鹿との衝突防止に向け、同社はこれまでに約2億2千万円をかけて、衝突が多い路線に総延長24キロの柵を設けたり、鹿が嫌うライオンなど猛獣のフンや尿を線路にまいたりしてきたが、いずれも目立った効果はなかったという。